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間伐材でできた紙を広報紙に/岩泉町(2008年7月2日)

岩手県岩泉町が発行する広報紙『広報いわいずみ』では、2008年5月1日号から、「森の町内会 間伐に寄与した紙」のロゴマークを付けて発行しています。同町では、毎月1日に発行される広報紙(A4判・20ページ)と、年4回発行の『いわいずみ議会だより』に、「間伐に寄与した紙」が使用されています。

「森の町内会」活動は、森林の活性化をめざす岩泉町と、環境NPO「オフィス町内会」が連携して2005年に始まりました。同町の間伐材から生まれた「間伐に寄与した紙」をさまざまな企業や団体の印刷物に使用してもらうことで、間伐を促進し、健全な森林の育成に寄与していこうというものです。

森林を維持するためには間伐などの適切な管理が必要ですが、木材価格の低迷や間伐費用の不足、担い手不足などから間伐が進まず、森林機能の低下が懸念されています。「森の町内会」活動は、活動の趣旨に賛同する「間伐サポーター企業」が、従来の紙より割高な「間伐に寄与した紙」を継続的に使用し、間伐費用の不足分を負担し合うことで、間伐を促進していく仕組みです。「間伐に寄与した紙」を使った印刷物には「森の町内会」ロゴマークを表示できます。

森の町内会」活動ではこれまで、岩泉町で5回の間伐を行い、約330トンの「間伐に寄与した紙」を生産しました。現在、同町を含めた47の企業・団体が「間伐サポーター企業」として参加し、約380万部の印刷物に「間伐に寄与した紙」が使用されています。

岩泉町での間伐の様子
(写真提供:環境NPO「オフィス町内会」)

 

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