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トップページインフォメーション広報トピックス >学生団体が政治家との対談をネット配信(2009年3月31日)

学生団体が政治家との対談をネット配信

「政治をより身近なものに」

若者の政治への関心を高めていこうと、現在の政治や社会のさまざまな課題について、学生と政治家が討論した対談の模様が、2009年3月から動画配信されています。

配信しているのは、東京都内にある五つの大学の学生有志でつくる団体「RING(リング)」。3月末現在配信されているのは、民主党副代表の前原誠司氏や元内閣官房長官の塩崎恭久氏など若手国会議員との対談で、学生たちは「若者にとってなぜ政治は遠いのか」「いまの混迷した政治のあり様をどう思うか」など、率直な意見や質問を両氏にぶつけています。

対談でコーディネーターを務めた明治学院大学の川上和久副学長(日本広報協会広報アドバイザー)は、「学生と議員による真剣なやりとりが動画で公開されることで、他の多くの学生も一緒になって政治や社会の問題を考え、政治をより身近なものにしていくきっかけになれば」と期待しています。

 

団体サイトと「You Tube」で配信

RINGは、2008年11月に設立された任意の学生団体で、同年6月に明治学院大学で実施された「港区長選挙公開討論会」の実行委員長を務めた西野偉彦さん(同大政治学科3年)が代表を務めています。西野さんの「若者はもっと政治に関心を持つべき」との思いに賛同した慶應義塾大学や国際基督教大学、聖心女子大学などの学生が参加。日本青年会議所の協力を得て発足しました。RINGという団体名には、「若者と政治をつなぐ輪(リング)を創る」「学生と各界のリーダーが同じリング上で討論する」の意味が込められています。

活動目的は、若者、特に学生の政治に対する関心を高めること。その手段の一つとして、学生と国会議員が対談している動画をRINGのサイト上と動画投稿サイト「You Tube」で定期的に配信します。

 

首長や各界リーダーとの討論も

対談では、前原、塩崎両氏とも、自身が政治家を志したきっかけや、今の政治状況について語るとともに、「自分が関心のもてる分野でいいので、納税者意識をもって、どういう税金の使われ方がいいのかを考えてほしい」(前原氏)、「何事も貪欲に吸収しつつ、ブレないための信念もしっかりもって、物事に取り組んでほしい」(塩崎氏)などと、学生にメッセージを送っています。

西野さんは、こうして学生と政治家が生の声をぶつけ合うことで、「若者と政治をつなぐ輪を、新しい形でつくっていきたい」と抱負を語っています。

RINGでは、動画以外にも、学生による国会議員へのインタビュー記事をサイト上に掲載。さらに今後は、国会議員だけでなく、地方の首長や経済界のリーダーとの討論も計画中です。

 

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