兵庫県神戸市では3月から、サイト内の文章を音声で読み上げるサービスを導入しました。専用ソフトのダウンロードなどは不要で、ページ上部にある「音声で読み上げる」というボタンを押すだけで使うことができます。
操作が簡単で、弱視などの障害者や視力が低下した高齢者はもちろん、家事をしながら市政情報を気軽に入手したいという市民のニーズにもこたえることができることから、市では、だれもが使いやすいサイトづくりの一環として導入しました。
現在このサービスが利用できるのは広報紙『広報こうべ3月号』のページで、サイト上に表示された広報文章を読み上げることができます。市では今後、他のページにもサービスを広げていく予定です。
神戸市が採用しているのは「リードスピーカーSaylt」というサービスで、神戸市のほか、東京都（新着情報ページ）、北海道深川市、神奈川県厚木市などの自治体サイト、医療法人財団夕張希望の杜夕張医療センターや静岡市社会福祉協議会などの団体サイトなどで導入されています。
同サービスは、インターネットを介してサイトのテキスト情報を音声で提供するASPサービスで、利用方法が簡単なほか、なめらかな音声での読み上げ、多様なパソコン環境への対応などが特徴です。