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国内ブログの総数1,690万件に/総務省(2008年7月14日)

国内のブログ総数は約1,690万

2008年1月現在、インターネット上で公開されている国内のブログの総数は約1,690万、記事総数は約13億5,000万件に上ることが、総務省情報通信政策研究所が実施した「ブログの実態に関する調査研究」で分かりました。毎月新たに開設されるブログ数も40万から50万で推移しており、ブログによる活発な情報発信が改めて浮き彫りになりました。

同調査は、CGM(消費者発信型メディア)として急速に発展したブログについて、そのコンテンツ量など定量データを調べるとともに、利用状況や開設動機などブログ開設者に関する定性的なデータを得ることにより、ブログの実態を把握・分析しようというもの。調査は、同研究所が独自に開発したクローラー(リンクをたどってウェブコンテンツにアクセスし、各コンテンツの情報を自動収集するシステム)による実測調査と、ブログ開設者へのアンケート調査により行われました。

「アクティブブログ」数は横ばいで推移

調査結果によると、コンテンツ量について、国内のブログ総数約1,690万件のデータ総量は42テラバイト、うちテキストデータ総量は12テラバイトに上ることが分かりました。これは書籍約2,700万冊分の情報量に相当します。また、1,690万件のうち、1か月に1回以上記事が更新されている「アクティブブログ」は2割弱の約300万となりました。

過去からの推移をみると、2001年1月以降に開設されたブログの総数は累計で約2,240万(記事数は約18億件)。毎月新たに開設されるブログ数は、主要なブログサービスが開始された2003年から急増し、近年では毎月40万から50万程度で推移しています。公開されているブログ数は多いものの、一方で、アクティブブログ数は2006年以降、300万のほぼ横ばいで推移しており、新たにブログが開設される一方で、更新されなくなったブログも増えていることが分かりました。

開設動機トップは「自己表現」

ブログ開設経験者を対象にしたアンケートでは、ブログの付加機能の利用状況について、「コメント」が最も多く全体の約8割が利用。そのほか、「トラックバック」が約半数、「アフィリエイト」(※)、「写真・動画の投稿」「テンプレートのカスタマイズ」がそれぞれ3割程度となりました。

ブログ開設の主な動機は、「自己表現」(31%)、「コミュニティの形成」(26%)、「アーカイブ型利用」(25%)、「収益目的」(10%)、「社会貢献」(8%)の順に多く、開設する目的も多様化。「自己表現」では日記的利用で10~20代の開設者の割合が高く、「コミュニティ」では「子育て」、「社会貢献」では「マネー・金融」「医療・介護」「地域」をテーマにしたブログの割合がそれぞれ高いことが分かりました。

※ブログサイトが連携または許可している広告を載せることにより、クリック数や商品販売に結びついた実績に応じた成功報酬を開設者が受け取ることができる機能

 

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