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悩みを抱える本人に動画でメッセージ/群馬県(2018年3月20日)

若い世代の死因の第1位が「自殺」であることから、群馬県は、悩みを抱える本人に向けてメッセージを送る動画を制作し、公開している。

2016年の人口動態統計によると、群馬県では10歳~39歳で「自殺」が死因の第1位。県内自殺者の総数は390人で、最も多かった2003年の562人に比べて減っているものの、10代、20代ではほぼ横ばいで推移している。

動画は、本人に向けた「君が話したいこと、それだけでいいから」と、悩んでいる人の周囲に向けた「違和感、それは気づきのはじまりです」の2種類。

「君が話したいこと、それだけでいいから」は、群馬県出身のラップアーティスト、NAIKA MCさんを起用。「無理しなくていい これ以上頑張らなくていい もうそれ以上」「今の君を受け止めたいんだ 聞かせてくれよ君の声を」「話せること 話したいことだけ それだけでいいから」と、ラップで語りかける。

「違和感、それは気づきのはじまりです」は、悩み、苦しんでいる人のSOSを見落とさないでほしい、というのがコンセプト。教室の隅で一人でスマートフォンを見ながら考え込んでいる女子高校生に、友達が声をかけ、お菓子を分け合う様子を描いている。

いずれも90秒で、最後に、自殺予防を目的とした電話相談「こころの健康相談統一ダイヤル」の電話番号などを紹介している。

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