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元気365サービス

コミュニティの運営に必要なシステムをASP提供

『元気365サービス』

市民活動やボランティア、地域スポーツ、生涯学習、環境・リサイクルなど、さまざまな分野でのコミュニティ活動が、各地域で盛んになっている。旭化成株式会社の『元気365サービス』は、市民活動やボランティア活動など、コミュニティの運営に必要なシステム機能を、ASP方式(注)でインターネット上から利用できるようにパッケージにして提供し、地域のコミュニティ活動情報のワンストップ化が図れるサイトだ。

開発を担当した同社ネットビジネス推進部コミュニティ支援プロジェクト部長の水渕昭生さんに開発のねらいを聞いた。

「旭化成は、“ものづくり”を根本にしてきた会社ですが、21世紀には“もの”以外にも、サービスや情報を提供することで、豊かで快適な生活環境づくりに貢献していきたいと願っています。その一環として、当社の『元気365サービス』は、地域の市民活動をいかにとらえ、いかにリアルに結び付けていくかというところから始まりました」(水渕さん)

同社は、旧通産省の1998(平成10)年度第3次補正予算を受け、「ボランティア・マッチングシステム」を開発し、延岡市社会福祉協議会、延岡市ボランティア協会などの参加協力を得て、実証実験を実施。さらに、市民活動団体などのヒアリング、ニーズの把握を行い、コミュニティの活動や事業全般をサポートできる機能を付加・拡張した「コミュニティ活動・事業システム」を新たに自主開発した。

「市民活動団体などのコミュニティが行う“元気活動”を日々支援するシステムという意味で、『元気365サービス』とネーミングしました。」(水渕さん)

導入したコミュニティにとっては、市内の活動情報や関連情報が一か所で見られるようになり、情報提供だけでなく市民からの参加申し込みや会員間の連絡ができるなど、多くのメリットがある。

既に本システムを導入した事例としては、愛知県刈谷市と同市に本社を置くトヨタグループ4社の取り組みがある。刈谷市とトヨタは、それぞれボランティア活動の支援を行っていたが、そのサイトを連携させ、情報を共有化できるようになり、まさに市民・NPO、行政、企業の「三位一体の協働」を実現している。

(注)ASP方式
コンピュータのシステムをインターネットを通じてユーザーにレンタルする仕組みをASP(Application Service Provider)サービスという。ユーザーはサーバーやソフトウェアを自前で用意する必要がない。

 

トップページ
コミュニティ支援の概念図が掲載された『元気365』のトップページ。導入実績をクリックすると、各コミュニティのサイトにアクセスできる。 「元気365サービス」トップページ
サイト連携
『かりや市民ボランティア活動情報サイト』と『スマイルゆうネット』(刈谷トヨタGボランティアネットワークシステム)との連携。かりや市民ボランティア情報サイトに登録・掲載された情報がトヨタGサイトにも掲載される。 「かりや市民ボランティア情報サイト」トップページ
  「スマイルゆうネット」トップページ

(2005年掲載)

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