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ウェブラジオ「広報しんじょう」

話し手も聴き手も、みんな楽しく

ウェブラジオ「広報しんじょう」(山形県新庄市)

広報紙に掲載された市の情報をインターネットラジオで発信-。山形県新庄市では、地元ミニFM局「FM FLOWER(エフエム・フラワー)」と提携し、2006年10月から、インターネットラジオ番組「ウェブラジオ『広報しんじょう』」を配信している。市職員がパーソナリティーとなり、月2回発行している広報紙の話題をダイジェスト版で伝えている。

 

スキルがなくても容易に情報発信

「ウェブラジオ『広報しんじょう』」の配信は、新庄市のミニFM局「FM FLOWER(エフエム・フラワー)」から提案を受けたことがきっかけ。FM  FLOWERは、会社員や商店主などの市民が中心となって、商店街活性化のために2003年1月に開局した。ミニFMだけでなく、インターネットでの動画配信、インターネットラジオなどを駆使して、子育て番組や地域情報番組、スポーツ番組などを放送・配信している。こうした取り組みが評価され、「日経地域情報化大賞2006」(主催:日本経済新聞、地域活性化センター、インターネット協会)で佐賀県知事賞を受賞している。

「(FM FLOWERとの提携により)情報発信のインフラやツール、スキルがなくても容易に情報発信ができるというメリットから番組の開設が決まりました」(新庄市総務課協働改革室・伊藤幸枝さん)

ウェブラジオ「広報しんじょう」の収録は、商店街の空き店舗を活用したFM FLOWERのスタジオで行われ、同局のスタッフが機材の操作を行う。パソコンに録音したデータをMP3ファイルにしてウェブサイトにアップロード。ポッドキャスティング対応で、パソコンでもiPod(アイポッド)でも聴くことができる。地元の商店街ではミニFMの電波でも流している。

 

番組づくりがコミュニケーションの訓練に

ウェブラジオ「広報しんじょう」の番組内容は、『広報しんじょう』に掲載されたイベントやお知らせが中心。協働改革室の5人が交替で、番組のMC(進行役)を交替で務め、お知らせやイベントを担当する市職員や市民などをスタジオに招いてピーアールしてもらう。

「協働改革室員にはほぼ強制的にMCをしてもらってます。なにせ素人ですから、原稿を読むにもカミカミで(滑らかに読めない)。しかし、こうした経験が一つのコミュニケーションの訓練になっているのではないかと思います。また、(スタジオで)市民の方々の熱い思いに触れることで、職員も刺激を受けているようです。

業務の一環ではありますが、FM FLOWERのコンセプトに沿って楽しくやっていきたいと思います。そのことで聴く人も楽しくなり、結果的にみんなのためになる、というような番組づくりをねらっています」(伊藤さん)

 

市外からも反響が

新庄市民向けの配信内容であるにもかかわらず、転勤で新庄に住んでいたことのある人や地元出身者などからも反響があり、新庄市の話題提供になっているようだ。2007年1月上旬の番組では、新年ということで助役に出演してもらい、広報紙面では伝えきれない新庄市の現在の課題や今後の展望などを話してもらった。

「今後も広報紙、インターネット、電波などあらゆる機会を活用し、情報や市の考えを発信していくことで、市民と課題を共有し、行政と市民の信頼関係による協働のまちづくりを進めていきたいと思います」(伊藤さん)

 

収録の様子
写真は、2007年1月下旬に行われた番組収録の様子。ウェブラジオ「広報しんじょう」へは、新庄市ウェブサイト、または、FM FLOWER(エフエム・フラワー)ウェブサイトからアクセスできる。 収録の様子
ウェブラジオ「広報しんじょう」
ウェブラジオ「広報しんじょう」

(2007年2月掲載)

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