広報ライブラリー
アイデアを仕事にする技術
公開日 : 2026年8月20日
著者:伊藤望
出版:WAVE 出版
発行:2026年2月
価格:1,760円(税込み)
アイデアを生み出す仕組みやプロセスを理解する
著者は、自身でアイデアを生み出すだけでなく、第三者がアイデアを生み出すための仕組みの設計も手掛ける。ワークショップなどを通じて、人々が新しいアイデアを生み出す場を創出している。
インターネットやSNSなどが普及し、アイデアを生み出すために必要な情報はいくらでも手に入る時代になったが、多くの人がアイデアを考えるのに悩んでいる。「なぜアイデアを出すのが苦手なのか」。
その疑問に対し著者は、「多くの人がアイデア発想には特別な才能や高い創造力が必要だと誤解している」からで、「アイデアの出し方やインプットの方法を知らないから」と指摘する。その上で、「必要なのは才能ではなくトレーニング」「仕組みと方法さえ分かれば、誰でも一定レベルのアイデアを気軽に生み出せる人=アイデアメーカーになれる」という。
本書は、「面白いアイデア、良いアイデアには『驚き』と『納得』がある」「アイデアは異質な情報同士の組み合わせから生まれる」など6章構成。
第1章「アイデアを生むために必要なのは『ひらめき』ではなく『視点』」では、テーマ(お題)とアイデアの間にある「視点」について解説。「アイデアは元のお題からいきなり生まれるものではなく、お題とアイデアの間に『視点』がある」とし、「アイデア出しが得意な人は、お題とアイデアの間にある『解釈=視点』を見つけるのが非常にうまい」という。ある企業で社員の健康意識を高めるためのアイデア出しを例に、「アイデアに対する誤解」を挙げながら、まずは「視点」の探し方を紹介する。
月刊誌「広報」2026年8月号掲載