自治体広報トピックス
飲食店を紹介した広報紙の広告ページが好評
愛知県尾張旭市
公開日 : 2026年2月25日
愛知県尾張旭市発行の「広報おわりあさひ」で、1月号で試験的に、飲食店を紹介する広告ページを掲載して発行。読者である市民からは好評で、読者アンケートでもほとんどが肯定的に受け止めていることが分かりました。市では、来年度以降も同様の広告を掲載する予定です。
「広報おわりあさひ」は毎月1回1日発行で、表紙を含めて32ページのオールカラー(左綴とじ・左開き)。毎号、裏表紙の最終ページに広告枠を設けており、企業広告を掲載しています。
編集を担当する広報戦略課広報広聴係には、以前から、市内の飲食店に関する情報を紙面で取り上げてほしいという要望が寄せられていました。令和7年5月発行の広報紙で改めてアンケートをとったところ、回答者の9割以上が肯定的な意見だったことから、広報広聴係では、新たな広告事業として、具体的な掲載方法を検討してきました。
「市民からの希望を反映させ、楽しい紙面を作成するとともに、市の新たな広告収入を獲得するため、市内飲食店情報による広告掲載にチャレンジすることにしました」(広報広聴係)
市内飲食店情報を紹介した広告ページは、新年1月号28・29ページの見開きに掲載しました。そばやカレー、ラーメンやパン、和食料理店など八つの店舗を取り上げ、お店の住所や営業時間・休業日、詳しい情報にアクセスできる二次元コードなどを掲載しました。各店のイチ推しメニューをピックアップし、大きめの写真で掲載。新年号ということで、干支である馬のイラストやコピーも配置し、インパクトのあるページに仕上げました。
広告を通じて市内産業の活性化にもつなげたい
広告ページの実制作は、地元の広告代理店に委託しました。取り上げたのは市内の飲食店で、6〜8店舗の掲載という枠を設定。市税の滞納等の有無も事前に確認した上で、取り上げる店舗の選定や取材、紙面作成を広告代理店が行いました。
1月号の発行後、紙面アンケートを実施したところ、1月中旬現在までの回答数は87件で、すべてが広告ページに対して肯定的な意見でした。
自由記述には、「市内の飲食店であっても住んでいるエリア以外の店は知らないことが多いので、広告で知ることができてよかった」「いつも気になっていた店の詳細が分かり、行ってみたい気持ちになった」「まちの活性化にもつながり、とてもよい企画だと思う」など広告掲載を支持する意見のほか、「広報活動の原資となるのであれば」「平等性が担保されればよい」など条件付きで賛成する意見もありました。また、広告ページを制作・購入した広告代理店から、紙面に掲載した二次元コードの読込み数の分析から、来店促進につながっているとの報告がありました。なお、今回の広告掲載料は、発行にかかる1ページ当たりの金額相当分から11万円でした。
尾張旭市では2025年5月から、市による新たな歳入確保に向け、短期集中・部署横断で取り組むタスクフォースによる「稼ぐ!プロジェクト」を実施しています。タスクフォースは30〜40代の中堅職員が中心ですが、市の厳しい財政状況を背景に全庁挙げての取り組みが進んでおり、広報媒体の積極的な活用もその一環です。
「単に広告収入を得るだけでなく、アンケートにもあったように、市民の皆さんに市内の飲食店を知ってもらうことで、市内産業の活性化にもつなげたいと考えています」(広報広聴係)
1月号のアンケートでは次回飲食店広告を掲載する場合に取り上げてほしいお店のジャンルを聞いており、広報広聴係ではそれらの意見も参考に、今後は、スイーツやラーメンなど特定のジャンルでの広告掲載も検討しています。
月刊誌「広報」2026年2月号掲載