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広報ライブラリー

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行動経済学トレーニング

公開日 : 2026年4月16日

著者:竹林正樹

発行:かんき出版

発行:2026年2月

価格:1,980円(税込み)

 

豊富なケーススタディで行動経済学の視点を身につける

 

人々の行動や心理、コミュニケーションと関わりが深い「行動経済学」。筆者はその研究の第一人者であり、同時に、メディアや講演を通じて、「行動経済学を分かりやすく伝える」活動に積極的に取り組む。行動経済学に関する書籍やコンテンツが増え、社会全体で行動経済学への関心が高まる一方で、「理念が正しく理解されず、悪用の可能性にばかり注目される」ことも少なくないという。

 

第1章「行動経済学って、どんな学問?」では、「行動経済学はお金儲けの学問?」「行動経済学はマーケティングと同じ?」など行動経済学にまつわる「誤解」を解消。その上で、行動経済学の前提となる「人間の脳のメカニズム」、認知が偏り合理的ではない解釈をする「認知バイアス」、認知バイアスに沿って合理的行動へと促す「ナッジ」について解説しながら、「コミュニケーションを改善する」など「行動経済学を学ぶ意義」を述べていく。

 

7章構成で、3章以降は、身近な日常の場面を想定し、ケーススタディで解説する。例えば、「なぜ悪質業者にだまされてしまう?」(習慣編)、「前例がないから却下」(ビジネス編)、「値下げしたのに売上減?」(マーケティング編)、「厄介な善人」(人間関係編)、「市民は無関心?」(社会問題編)など、25の具体的なシーンを設定。それぞれの問題の背景にある認知バイアス(心理傾向)と、行動経済学的な解決策(ナッジ)について、読者と一緒に考えていく誌上トレーニング形式の構成になっている。シーンの中には、がん検診の受診促進や住民向けイベントへの参加呼び掛けなど、自治体広報に関わるテーマも盛り込まれている。

これらケーススタディを通じて「行動経済学の視点を身につける」ことで、広報・コミュニケーションの考え方や実践にも役立つ1冊。

 

  • 月刊誌「広報」2026年4月号掲載

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