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自治体広報トピックス

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川西町議会発行「かわにし議会だより」が最優秀賞受賞〜第40回町村議会広報 全国コンクール

全国町村議会議長会

公開日 : 2026年4月16日

全国町村議会議長会は、第40回町村議会広報全国コンクールの審査を行い、結果を公表しました。最優秀賞(第1位)は、山形県川西町議会が発行する「かわにし議会だより」が受賞しました。

 

町民の声を政策に生かすツールとしての議会だより

第40回町村議会広報全国コンクールには、331町村議会からの応募があり、最優秀賞の「かわにし議会だより」を含む入選10紙のほか、表紙デザイン賞4紙、奨励賞12紙が選ばれました。

 

最優秀賞の「かわにし議会だより」は16年連続での入選で、最優秀賞受賞は第30回(平成27年度)以来となりました。

受賞号となった第161号(令和7年4月15日発行号)は、同年3月開催の定例会のあらましとして、過去最大規模となった令和7年度一般会計予算のポイントを伝えています。予算の内訳をグラフで伝えたほか、「今年の目玉」として町誕生70周年記念事業などをピックアップして解説しました。町誕生70周年に関連して、「ちょっと言わせて!!私たちも70歳」と題し、3人の町民によるコメントを掲載。協働による今後のまちづくりや、70周年記念イベントへの期待を語ってもらいました。

同紙の特徴の一つは、巻頭で町民をインタビュー取材した企画「シリーズ広聴町が大好き」を掲載している点。より多くの町民に意見を聞き、議会活動の参考にするとともに、町内の優れた活動を紹介するのがシリーズのねらいです。受賞号では、地域おこし協力隊として町内の施設に勤務し、同町出身の作家・井上ひさしさんを研究する井上恒さんにインタビュー。井上ひさしさんとの出会いや地域おこし協力隊としての成果、町議会との関わりなどについて、編集委員を務める町議会議員が聞いています。

また、令和5年から7年までの期間で実施された政策提言検証について、7年3月に町に提出した報告書について特集。これまでの検証の流れや評価基準などを解説した上で、防災・減災対策や子育て世代への支援拡充など主な提言について、町の回答や検証評価を紹介しました。

そのほか、広報モニターによる「ひとこと」や、町内施設で実施した「いいね!かわにし街かどインタビュー」、裏表紙のインタビュー記事「町民の声」など住民の声を多く取り上げており、そこでの意見などを町政や議会活動に積極的に反映していこうという町議会の姿勢が紙面から感じられます。

 

優秀賞(第2位)は、和歌山県かつらぎ町議会発行の「議会だよりかつらぎ かけはし」。同議会だよりは第39回(5位)、第38回(8位)でも優良賞を受賞しており、連続での上位入選となりました。

受賞号となった第105号(令和7年5月発行)では巻頭で、議会基本条例の改正ついて特集。議員間討議の仕組みの導入、委員会の原則公開など改正の内容を説明。改正の目標である「議員活動を通じた政策提案や条例案の提出」によって「議会は生まれ変われるだろうか」と問うています。巻頭記事にちなんで表紙でも、ポーズをとった議員による組み写真で構成されおり、インパクトを高めています。

令和7年度一般会計予算については、主な事業を挙げながら、予算の枠組みに関して図を用いて解説。主な事業を詳しく取り上げた「注目予算」では、公共交通の利用者(乗合タクシー実証運行)、町づくり推進課担当者(人手不足に悩む事業者支援)、自治区長(道路の修繕や改良)、消防団員(消防団員の報酬額等の改正)など、各事業の関係者や町民などの声を写真を交えて紹介しています。続く「予算審議」(一般会計に対する質疑)も同様で、その項目に関係する住民の声と写真を添えるなど、読み手の関心を引き付ける工夫が感じられます。

 

優秀賞(第3位)は岩手県金ケ崎町議会発行の「議会だよりかねがさき」で、第36回最優秀賞(1位)、37回優秀賞(2位)、38回優秀賞(2位)、39回優良賞(6位)に続く連続での上位入選。今回で21年連続での受賞となりました。

受賞号となった第154号(令和7年3月議会定例会号)では、新町70周年関連事業や学校ICT、通園バスなどの新年度事業に関する町民の声を交えながら、同定例会のあらましを解説。予算の解説では質問した議員が新予算の要点をボードに掲げ、それを表現した一句も載せるなど、予算審査特別委員会での質疑を分かりやすく紹介しています。

同号から始まった巻頭の新企画「大丈夫だべが かねがさき」のシリーズ第1弾のテーマは「くらしと水」。町の上下水道事業に関し、上下水道課に突撃インタビュー。水道管老朽化や水道料金の値上げ、農業地域における汚水処理など生活に欠かせない水について、議員が取材した内容を紹介しています。そのほか、過去の表紙に登場した双子に再び登場してもらう表紙の「双子ちゃんシリーズ」や、クロスワードパズルを掲載した脳トレコーナーなど、議会だよりとしてはユニークなコンテンツも掲載。それら議会広報編集の方針を12ヶ条として紹介しています。

 

優秀賞(第4位)は、埼玉県寄居町議会発行の「お元気ですか 寄居議会です」で、39回優秀賞(2位)に続く上位入選となりました。同議会だよりは第37回、38回で最優秀賞を受賞しており、これまでの、インパクトのあるタイトルや数字などを強調したメリハリのある見出し、豊富な写真や図解による分かりやすい紙面は今回も健在です。

受賞号となった第114号(令和6年9月定例会号)では、巻頭の見開きに「令和5年度決算これが議会の採点だ!」のタイトルで、同年度決算の内容について各議員が採点。平均は81.6点で、各事業分野の点数をチャート図で示しています。見開き紙面を縦に使って構成したデザインで、「議員の視点とあなたの視点。比べてみてください」と案内しています。

それら採点の理由と質疑の内容を紹介した「数字で見るフカボリ決算」を6ページにわたって掲載。注目すべき数字や、町民アンケートによる満足度なども示しながら、町民の声や「ギカイの視点」を盛り込んでいます。裏表紙の「すべて見せます話します!」では、議員の決算審議質問数や一般質問登壇率の変化を前年度と比較しながら紹介。個々の議員による政策提案が行われている一方で、質問数だけでなく「『結果』につながる質問に期待」との町民の声も添えています。

 

第40回町村議会広報全国コンクール結果
  • 入選

【最優秀賞】(第1位)

『かわにし議会だより』(第161号)川西町議会(山形県)

【優秀賞】(第2位)

『議会だよりかつらぎかけはし』(第105号)かつらぎ町議会(和歌山県)

【優秀賞】(第3位)

『議会だよりかねがさき』(第154号)金ケ崎町議会(岩手県)

【優秀賞】(第4位)

『お元気ですか寄居議会です』(第114号)寄居町議会(埼玉県)

【優良賞】(第5位)

『たちあらい議会だより』(第187号)大刀洗町議会(福岡県)

【優良賞】(第6位)

『いわいずみ議会だより』(第210号)岩泉町議会(岩手県)

【優良賞】(第7位)

『こんにちは庄内町議会です』(第86号)庄内町議会(山形県)

【優良賞】(第8位)

『たかす議会だより孔雀草』(第199号)鷹栖町議会(北海道)

【優良賞】(第9位)

『りふ議会だより』(第197号)利府町議会(宮城県)

【優良賞】(第10位)

『いちかわ議会だより』(第160号)市川町議会(兵庫県)

 

  • 表紙デザイン賞

【グランプリ】(第1位)

『やまきたまち議会だより議会のおと』(第221号)山北町議会(神奈川県)

【金賞】(第2位)

『しずくいし議会だより』(第133号)雫石町議会(岩手県)

【銀賞】(第3位)

『那智勝浦町議会だより』(第50号)那智勝浦町議会(和歌山県)

【銅賞】(第4位)

『議会だよりおながわ』(第180号)女川町議会(宮城県)

 

  • 奨励賞

【特別奨励賞】企画・構成部門

『西和賀町議会だよりナジョスンベ』(第78号)西和賀町議会(岩手県)

【奨励賞】企画・構成部門

『あなたとつながる最上町議会議会だより』(第186号)最上町議会(山形県)

【奨励賞】企画・構成部門

『あがまち議会だより』(第81号)阿賀町議会(新潟県)

【奨励賞】企画・構成部門

『議会だよりきもつき』(第76号)肝付町議会(鹿児島県)

【特別奨励賞】編集・デザイン部門

『議会だよりしわ』(第212号)紫波町議会(岩手県)

【奨励賞】編集・デザイン部門

『議会だよりせら』(第81号)世羅町議会(広島県)

【奨励賞】編集・デザイン部門

『議会だよりすえ』(第237号)須恵町議会(福岡県)

【奨励賞】編集・デザイン部門

『のへじ議会だより』(第191号)野辺地町議会(青森県)

【特別奨励賞】言語・文章部門

『議会だよりかつうら』(100th)勝浦町議会(徳島県)

【奨励賞】言語・文章部門

『住民と議会をつなぐすみた議会だより』(第188号)住田町議会(岩手県)

【奨励賞】言語・文章部門

『議会だよりかみかわ』(第84号)神河町議会(兵庫県)

【奨励賞】言語・文章部門

『会津みさと議会だより』(第79号)会津美里町議会(福島県)

 

月刊誌「広報」2026年3月号掲載

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