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自治体広報トピックス

自治体広報トピックス

広報担当者が選ぶ日本一の広報プレイヤー「自治体広報AWARD 2025」〜最高賞は岐阜県飛騨市の上田昌子さん

合同会社LOCUSBRiDGE

公開日 : 2026年4月16日

日本一の広報プレイヤーを決める「自治体広報AWARD2025」の結果が発表されました。同アワードは、これからの自治体広報を牽引する人材に光を当てることを目的に、自治体職員の審査と投票によって優れたプレーヤーを選ぶ取り組みで、北海道から沖縄まで全国から、計141件の応募がありました。

 

4部門で金・銀・銅賞を選出

主催は自治体広報コミュニティ「自治体広報LAB(事務局:合同会社LOCUSBRiDGE)」で、公益社団法人日本広報協会が後援。エントリーは「広報紙」「シティプロモーション」「写真」「クリエイティブ」の4部門が可能で、各部門で金・銀・銅賞が選出されました。その後、金賞受賞者の中から、「自治体広報LAB」会員による投票で「自治体広報AWARD 2025」が決定しました。

日本一の広報プレイヤー「自治体広報AWARD 2025」は、岐阜県飛騨市の上田昌子さん(シティプロモーション部門)で、投票総数65票のうち51票を獲得しました。

各部門賞の結果は次のとおりです。なお、審査員は、兵頭裕次(愛媛県内子町)、堀内智代(愛媛県西予市)、橘内清隆(福島県伊達市)、村田大地(奈良県王寺町)、金澤剛史(埼玉県久喜市)、小出高也(愛媛県東温市)、村田充弘(奈良県生駒市)の各氏が務めました。

 

自治体広報AWARD2025 各部門受賞者
  • 広報紙部門

【金賞】福島県川俣町:佐藤耀さん〈広報かわまた12月号〉

 (審査員コメント)

・地域の暮らしに根ざした視点と高い写真・編集技術で、「ごみ減量」を自分事として伝えた特集。構成や人選も的確で、課題→解決→行動の流れが明快。住民の理解と実践を自然に促す、完成度の高い紙面でした。(兵頭)

・特集を目的ではなく手段と捉え、事実→解決→行動を押しつけなく提示している点が秀逸。町の課題を共有し、ともに考え行動する意図が簡潔に伝わり、広報紙の役割を丁寧に果たした企画だと感じる。(堀内)

【銀賞】福岡県福智町:仮屋祐希さん〈広報ふくち3月号〉

【銅賞】埼玉県北本市:秋葉恵実さん〈広報きたもと10月号〉

  • シティプロモーション部門

【金賞】岐阜県飛騨市:上田昌子さん〈人口減少時代の挑戦!住民とファンでめざす持続可能なまちづくり〉

(審査員コメント)

・関係人口施策の道しるべとなる取り組み。「ヒダスケ」は関わりしろが明確で、多様な主体を巻き込みながら内外に確かな成果を生んでいます。熱量と関係性構築に支えられ、まちの持続性を高める好例です。(村田充弘)

・関係人口を「集める」のではなく「関わり続けられる構造」として設計している点に価値があります。一貫した思想のもと、まちの内側に主体性が育ち、シティプロモーションを文化として根付かせようとする姿勢が印象的でした。(村田大地)

【銀賞】千葉県四街道市:齋藤久光さん〈みんなの図書館〉

【銅賞】三重県名張市:高嶋義典さん〈市民発!「まちの情熱サイクル」プロジェクト〉

  • 写真部門

【金賞】沖縄県糸満市:上原盛太さん〈広報いとまん9月号・表紙〉

(審査員コメント)

・藁わら不足やコロナ禍を経て10年ぶりに行われた与座大綱引きの縄作りを、低い視点から力強く捉えた一枚。結われていく縄と人の表情から継承への意志が伝わり、逆光下でも空気感まで感じさせる、写真の力が際立つ表紙です。(兵頭)

・ローアングルから捉えた綱づくりは迫力があり、「伝統が人と人を結ぶ」というテーマを象徴する一枚。逆光下でも丁寧に調整され、三人のつながりと文化が未来へ続く願いまで感じさせる、心に訴える作品です。(橘内)

【銀賞】岩手県奥州市:松坂翔太さん〈広報おうしゅう8月号・表紙〉

【銅賞】福島県川俣町:佐藤耀さん〈広報かわまた6月号・表紙〉

  • クリエイティブ部門

【金賞】岐阜県飛騨市:上田昌子さん〈おっちゃんレンタル〉

(審査員コメント)

・地域課題を「人」を主役に据えて解決する、完成度の高い好事例。「レンタルおっちゃん」に象徴される表現で、抽象的な施策を生活者目線に引き下げ、「会いに行きたい」という行動まで自然につなげています。人材と関係性を丁寧に価値化した点に高い創造性を感じました。(金澤) 

・①「役所の臭い」脱臭度10:「おっちゃん」を前面に出すことで、行政の無難さを根こそぎ吹き飛ばしている/②「予算のせい」言い訳タブー度9:お金ではなく、既存制度と人への愛情で価値を錬成した点が痛快/③「担当者の狂気」にじみ出し度10:直感を信じ切り、おっちゃんへの偏愛を貫いた担当者の狂気が原動力になっている/④「再現性」横展開度8:仕組みではなく覚悟が問われるため、簡単には真似できない/⑤「どM根性」内製してる感7:人間関係の泥くささを丸ごと引き受けた内製運営の胆力/⑥「既読スルー」させない感9:「おっちゃんレンタル」という違和感一発で、指と視線を止める力がある/⑦「また見たい」色褪あせない度8:一過性の話題で終わらず、飛騨市=人が面白いという記憶を残す(小出)

【銀賞】千葉県柏市:三平将貴さん〈ずっとつながる市役所〉

【銅賞】埼玉県草加市:安高昌輝さん〈わがままハウスプロジェクト〉

 

月刊誌「広報」2026年3月号掲載

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