
自治体広報トピックス
職員制作の広報動画が
「サステナアワード2024」 生物多様性保全賞を受賞
京都府亀岡市/月刊誌「広報」2025年4月号掲載
公開日 : 2025年6月5日
京都府亀岡市は古くから農産地として発展し、国の天然記念物「アユモドキ」が生息する豊かな自然に恵まれた地域です。同市では、この豊かな自然を守るため、アユモドキをはじめとする川の生態系の保全活動、海洋プラスチック削減のための取り組み、自然環境の保全と地域経済の活性化を一体的に実現する「世界に誇れる環境先進都市」などに取り組んでいます。その取り組みの一つである有機農業(オーガニック)を紹介した亀岡市の広報動画「アユモドキからはじまる亀岡オーガニックストーリー」が、「サステナアワード2024」(*)の「生物多様性保全賞」を受賞しました。
外注ではなく、構成からストーリー、撮影、編集まですべて亀岡市の職員で作り上げたという3分30秒のこの動画は、田園風景や清流を泳ぐアユモドキなど亀岡市の豊かな自然を映しながら、オーガニックに関わるさまざまな人々へのインタビューで構成されています。
「インタビューには、アユモドキの保全活動家やオーガニックを広める人、有機農家、有機農業学校の校長、子どもを持つ母親、市長などさまざまな関わりの人に登場していただき
ました。画面にはその人の名前とともに『守る人』『伝える人』『作る人』などの言葉も入れて、その人とオーガニックとの関わりが分かるように工夫しました。また、亀岡の美しさが壮大なイメージで映像になるよう、ドローン撮影を積極的に活用しました」(亀岡市広報プロモーション課・眞里谷努さん)
動画の制作を通して、職員自身も改めて亀岡の素晴らしさを実感したといいます。
「動画にすることで亀岡市が目指す方向性や、市民・事業者・行政が一体となって取り組んでいるさまざまな活動を見える化できたと思います。動画をご覧になった方にとっても、自分ができることを考えるきっかけになれば幸いです」(同)
(*)サステナアワード:農林水産省・消費者庁・環境省が主催する、食や農林水産業に関わるサステナブルな取り組みを紹介した動画コンテスト