
自治体広報トピックス
「1日1徳宣言!」で毎日発信
鹿児島県徳之島町/月刊誌「広報」2025年5月号掲載
公開日 : 2025年6月12日
鹿児島県徳之島町発行の『広報徳之島』2025年3月号では、これまで発行した広報紙の表紙を壁一面に並べた写真が掲載されています。特集のタイトルは「広報徳之島表紙ギャラリー」。令和6年度鹿児島県広報コンクールの写真部門(一枚写真)で特選を受賞したのを記念し、現在の表紙デザインとなった2018年4月以降のバックナンバーを並べて紹介したものです。特集では、その中から編集担当者の特に印象に残っている6号の表紙について、当時のエピソードなどを交えて紹介しています。
「表紙は手に取って読んでもらうための第一歩」と語るのは、徳之島町企画課広報係の寳田健二さんです。「広報紙が届いても読んでいない、中身を見ずに捨てる人がいるという話を聞き、とにかく手に取ってもらうためにも、最も大事なのは表紙だと考えるようになりました。表紙で引きつけて手に取ってもらい、特集で中のページに興味を持ってもらう。その流れで、町がお知らせしたい大切な情報にアクセスしてもらう」ということを考えながら、いつも制作しています」
こだわりの取り組みは、広報紙の表紙だけではありません。2024年夏から取り組んでいるのが、「1日1徳宣言!」です。これは、InstagramとFacebookで毎日欠かさず投稿する取り組みのキャッチコピーで、「徳之島町に関するさまざまな魅力ある情報を発信する」という意気込みを表したもの。
「以前は、委託に頼らず自分で取り組もうと、365日毎日発信することを課し、2022年4月から一人で投稿し続けていました。しかし、新型コロナに感染して一時中断。広報紙の制作もあり、一人で毎日は無理と考え、平日のみの投稿に切り替えました」(同)
その後、2024年度から地域おこし協力隊員と、徳之島町が大好きなアメリカ人の国際交流員の2名が投稿に加わり、毎日投稿可能な体制が整ったといいます。「『1日1徳宣言!』は、毎日投稿すること自体を宣言して注目度を高めるねらいがあり、地元の新聞でも大きく取り上げてもらいました。大変ですが、見てくれている人は着実に増えています。徳之島を知ってもらい、ファンを増やすために、『SNSはマラソン』という気概で運用しています」(同)
2025年度は新たな取り組みとして、町公式YouTubeによる「徳之島町NEWS」の投稿も開始。「1日1徳」によるSNS投稿と連動させ、さらなるファンの獲得を目指しています。